線路引いたところ
●一定のスピードで長く走る続けることが最も効果的に体力と持久力を養い、そのようなランニングは疲れ切って倒れ込む寸前までつづけても、定期的に参加するレースにプラスになるが、害になることはない。
●何をどのようにするかではなく、なぜ、そのトレーニングをするのか、その目的を生理学的、力学的に理解すること。そのうえ自分の体の反応をチェックしながら、基本に従ってトレーニングを順序良く積み重ねていけば、だれでもその潜在能力を100%発揮できる。
●毎日同じ距離を走るのではなく、週の走行距離は変えずに、一日おきに32㎞・16㎞走る日を組み合わせてみたところ、そのほうが効果があることに気づいた。
●トレーニングに対してやる気や興味がなくなるのは、オーバートレーニングに原因がある。
●無酸素トレーニングをする前に、しっかりとした有酸素トレーニングで有酸素能力を十分に高めておかなければならない。
●一度無酸素トレーニングで体を疲労させたら、次の刺激を入れる前に、十分に体を回復させておかなければならないということを忘れている。
●無酸素トレーニングはどんな方法でやっても良い。距離やスピードを厳密に決める必要もない。自分の疲労状態からこれで十分だと感じたときに辞めればよいのである。
●選手自身がもう十分だと感じるところまで体を追い込めば、得られる効果は同じである。
●少なくとも200mは続けて早くは知らないと、全身の血液pH値を下げることはできない。
●切れの良い走りをするためには、一定量のきつい無酸素トレーニングが必要である。
●コンディショニングトレーニングは時間を基準にすることを推奨している。
●中・長距離のトレーニングは、自分が目標としているタイムを出すために必要とするスピードで走りきるだけのスタミナをつけること。
●ランニングで最も効率意欲スタミナをつける方法は週160㎞、自分の最高安定状態よりやや低いレベルのスピードで走り、さらにやる気もあって時間も許すならば、できる範囲でジョギングのような軽いランニングを補助的に行う、というプログラムを実行することである。
●走り終えたときに、心地が良く疲れているが、もう少し早く走ろうと思えば入れると感じるペースが最適
●効率の良い走りをするためにはリラックスすること。
●息切れはないが、ちょっと気を抜くと後れを取るといったペース
●のんびり気持ちよく→気持ちよく速く
●ウォーミングアップとクールダウンとして、最低15分はジョグすることを忘れてはいけない
●十分に疲れが取れていないと感じれば、その予定は変更すべきである。
●ある運動をし続けると、体をその運動をより効率よくこなすようになる。
●下り坂ではストライドが大きくなりすぎないように心がけること。
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評価・感想 ★★★★★
おすすめのランニング本であった。
故障していた自分にはとても大切であった。
それからシャープナーという方法を初めて知った。
50-100mの短い距離のスプリントと同じ距離の流しを繰り返し行うこと。
(50m早く→50m流し)的な
自分は公園のグランドを周回し
「流し→ジョグを繰り返す」
を定期的に取り入れようかと思っている。
スピード刺激を入れて楽しむためである。
普段はトレランとクロカン中心で
基礎作りをしているのだが
速い動きも体に身に着けてもらいたい感じもある
これに対してシャープナーはいいと思う。
いろいろ、いいことは書いてあった
- 回復ジョグは公道を走るほうを推奨
- 力を抜いた走りを手に入れるならクロスカントリー
などなど自分でテーマを決めてランニングしている方にはおすすめの本であった。