凛として走る

P29~35【2 呼吸管理に必要な解剖】をまとめてみた①

おはようございます!

ほのぼのランナーのgoshiです!

 

私は理学療法士ですが、呼吸の分野は学生時代から逃げてきました。

ランニングは呼吸も大切です!

「基礎から学ぶ機会はやらざる負えない環境を作るしかない!」と思い、今回受講中です。

 

勉強もなかなか進まないため、ブログを利用して、2021年7月に行われる「3学会合同呼吸療法認定士」のテストへ向けて勉強した内容をひたすら書いていく内容です。

 

・3学会合同呼吸療法認定士を受ける方!

・呼吸に興味があるランナーさん!

 

少しでもお役立ち情報を届けることができたらと思います。

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今回は解剖学が中心です!

 

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胸郭と胸腔

  • 胸郭と横隔膜によって作られている空間を「胸腔」といいます。
  • 胸腔」は「縦隔」により、左右に分けられます。
  • 胸郭は肋骨、椎骨、胸骨よりつくられる「骨性胸郭」とそれに着いている筋肉よりなります。
  • 胸郭、横隔膜ならぶび縦隔より作られる左右の胸腔の内面は「壁側胸膜」といい、その内側に「臓側胸膜」で覆われた肺があります。
  • 壁側胸膜」と「臓側胸膜」とは肺門で互いにくっついており、「胸膜腔」を作っています。
  • 胸膜腔」には常に少量の「胸水」があります。
  • 胸膜」は多くの胸水を作っていますが、同じ量の胸水を吸収することで、常に胸水料のバランスを取っています。
  • 胸腔内の圧は常に「陰圧」であるため肺が虚脱(しぼんでいる状態)することはありません。

※「陰圧」について

→陰圧とは、外よりも気圧が低い状態のことです。水が高い所から低い所へ流れるように、空気も気圧が高い方から低い方へ流れようとするので、気圧が低い方の空気は高い方へ移動できません。

つまり、空気が勝手に出ていかないような作りになっています。

  • 呼吸運動では横隔膜と胸郭ならびに腹壁の筋肉の収縮により胸腔内圧を変化させて行われます。
  • 胸郭を構成する肋骨は後方で脊髄と脊椎肋骨関節で繋がれており弓状に斜め前下方に向かい前方で肋軟骨となって胸骨に接しています。
  • 肋骨の走行は胸郭の上部では水平に近いが下部ほど前下方に斜走します。
  • 吸気時には呼吸筋の収縮により肋骨は後方の脊椎肋骨関節を軸として前上方へ回転するため胸腔の水平断面積は大きくなります。
  • この吸気運動は横隔膜の収縮と連動して行われます。
  • したがって、吸気時には供給は水平横断面と共に上下方向に拡大し胸腔内の陰圧が増強して肺が膨張します。

つまり?

 呼吸筋(吸気)によって肺の周りが広がります。肺の周りは陰圧なので、陰圧の部分が増えることになり、空気が入ってきます。

 空気は気圧が高い→低いへ流れます。肺の外(陽圧・気圧高い)→内の中(陰圧・気圧低い)へ空気が入ってくることになります。

*自分がわからなくなりそうで、2回書きました!

 気管支肺胞系

  • 鼻・口から咽頭喉頭・気管・左右気管支を通って、主気管支から約16回の分岐を繰り返して終末細気管支に至るまでのガス導管部を「気道」といいます。

  • その抹消にはガス交換を行う部分、肺胞をもつ呼吸細気管支、肺胞管及び肺胞嚢が連結しています。

  • 気道は鼻腔から咽頭までを「上気道」と呼び、

  • それより末梢を「下気道」呼びます。

気管・気管支

  • 第6頚椎下縁の高さで咽頭の輪状軟骨の下端に始まり、「第4-5胸椎の高さ」で左右の主気管支に分岐します。
  • 長さは「10~12 cm」 の管状の器官です。
  • 気管の前壁から側壁にかけて馬蹄形をした「幅3-4 mm」 の気管軟骨が16から20個存在します。
  • 気管の内径は成人で「16.5 mm」 乳幼児で「9.4-10.8 mm」 新生児で「約5 mm」と言われています。
  •  気管の長さは成人で「10-12cm」 乳幼児で「4.5-5 cm」 新生児で「約4cm」 です。

  • 門歯から気管分岐部までの長さは成人で男「26 cm」 女「23 cm」 乳幼児「約10 cm」です。

  •  気管分岐部における左右気管支のなす角度は「約70°」です。

  • 右は「約25°」左は「約45°」です。

  •  右肺には3個左肺には2個の肺葉があります。

  •  右肺は上葉に3個(S1,S2,S3)、中葉に2個(S4,S5)、下葉に5個(S6-S10)の「計10個」あります。

  •  左肺には常用に4個(S1+2,S3,S4,S5)、下葉に4個(S6,S8~S10)の「計8個」あります。

  •  区域気管支はさらに「2~3個の亜区域気管支」に分岐します。

  •  区域気管支はさらに2分岐を繰り返して、肺葉気管支から数えて約7~9回分岐を繰り返したところで「小葉気管支」となり「肺小葉」に分布します。

  • 小葉気管支はさらに細気管支といて分岐を繰り換えして16次で、きどうとしての週末である「終末細気管支」となります。
  • 一本の終末細気管支が支配する肺の最小単位を「細葉」といいます。
  • 細葉が数個~数十個集合したものが「肺小葉」です。
  • 終末細気管支は2分岐して「呼吸細気管支」となります。
  • 呼吸細気管支より魔性はガス交換に関与します。
  • 呼吸細気管支は通常3本の「肺胞管」に別れます。
  • 肺胞管の末端は通常3この「肺胞嚢」が突出して終わります。
  • 断面で見ると、肺胞は全体的に蜂の巣状に並んでいます。

気管・気管支の構造

  • 気管・気管支の内面は「粘膜上皮」に覆われています。
  • 上皮のすぐ下の上皮下層の外側には「弾力繊維層」があります。
  • 弾力繊維層の外側には軟骨のほか、「平滑筋・粘液腺」が存在します。

軟骨の分布

  • 肺内に至るまでの気管・気管支の壁内には「U字またはC字型の軟骨」が存在します。
  • 細気管支より末梢の気管支には軟骨は存在しなくなります。すなわち、平滑筋と弾力繊維により内腔が保たれています。

平滑筋の分布

  • 気管~細気管支まで広い範囲にあります。
  • 肺胞嚢にはありません。
  • 平滑筋は気道の管腔の大きさを調整しています。

粘膜上皮の構造と粘液腺の分布

  • 気管・気管支の壁内面を被う粘膜上皮は主に、他列線毛円柱上皮からなっています。
  • 他列線毛円柱上皮のなかに粘液を産生する杯細胞があります。
  • 末梢に行く従い、円柱から線毛立方上皮になります。
  • 粘液腺は気管及び太い気管支から小葉気管支まで広くありますが、細気管支にはありません。

肺胞

  • 肺胞嚢には多数の「肺胞」があります。
  • 肺胞は経「0.1-0.2mm」の嚢状構造(袋のような形)をしています。
  • その数は「3-5億」個。
  • Ⅰ型肺胞上皮細胞は扁平で極めて薄く、肺胞表面の大部分を覆っています。
  • Ⅱ型肺胞上皮細胞は立方上の形で肺胞表面のⅠ型肺胞上皮細胞の間に点在して、肺表面活性物質(肺サーファクタント)を作っています。
  • 肺サーファクタントは肺胞上皮の表面を被い、肺胞の虚脱を防いでいます。
  • 肺胞を作る成分のうち、肺胞空とそれに接している肺胞上皮細胞を「肺実質」とよび、肺実施と肺実施に挟まれた部分を「間質」といいます。
  • 間質には、毛細血管、線維芽細胞、膠原線維、弾性繊維およびそれらの間を埋める「間質液」があります。
  • ガス交換は肺胞上皮の基底膜と毛細血管の内皮基底膜が合わさって形成される基底膜を介して行われます。
  • 成人肺の肺胞表面は「130㎡」です。

*130㎡=2階建ての1階と2階の部屋を合わせた分ぐらいらしい(39坪)。

 

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まとめ

  • 胸腔を作っている構造を知ること
  • 気管支についての基礎理解 

 

※間違った情報があれば申し訳ありません。

※各自で要確認!!

 

参考文献

・第25回3学会合同呼吸療法認定士 認定講習会テキスト

・呼吸療法認定士予想問題集

・呼吸療法認定士再現過去問題集(アプリ付き)

・呼吸リハビリテーション

・グーグル先生

 

これらを駆使して理解していきます!

 

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私はこれでスキマ時間に勉強中!