この記事を書いているのは4月中旬です。
季節が変わって気温が高くなってくる季節となりました。
ランナーさんに気をつけてほしいことの一つに
低ナトリウム血症
があります。
低ナトリウム血症って聞いたことありますか?
実際にどんな症状が出るの?
どんなことに気をつければいいの?
など、
ランナーさんに走っておいてほしい知識です。
ランニングアドバイザーの講義やテキストでも
低ナトリウム血症に関して触れたので
ここでも簡単に紹介していきます。
よろしくおねがいします!
低ナトリウム血症とは?
低ナトリウム血症とは、血液中のナトリウム濃度が非常に低い状態を言います。
- マラソンの走行時間が長くなるほど、血液中のナトリウム濃度が低くなることが分かっています。
- レース時間が長くなると水分を多く取ってしまうので血液が薄くなる傾向があります。
- 体重の軽い女性ほど水分が過剰になりやすいそうです。
- さらにストレス状態や身体の炎症などで免疫反応として利尿を抑えるホルモンが働き、体液を増やすという作用も低ナトリウム血症には関わっているようです。
(テキスト参照)
つまり、水分の取りすぎて、体の中の電解質(ナトリウム)ってやつがうまく働かなくなっている状態っぽいですね。
- 特に冬のマラソンは気温・湿度が低く、発汗量が少なく失われる水分は少ないので、水分の過剰摂取は起こりやすくなります。
予防は?
自分の感覚で水分を取っていこう!
- 2%程度の脱水は許容範囲となっています。
- 一定量の飲料推奨から、喉の乾き・自己の感覚に基づいた任意の水分補給が推奨されるようになっています。
- 自分の感覚での水分補給で、2%の許容範囲内での脱水も防げることも明らかになっています。
※のどが渇いていないから水分摂取をしないということではないので注意です。
※適度に水分摂取はしていきましょう。
個人的な感覚では、ランニング中にトイレに行きたくなるようなことになれば飲み過ぎです。
→練習のときにどれくらい飲んだら、トイレに行きたくなったな~っていう感覚を味わってみることをおすすめします。
低ナトリウム血症になったらどうなる?
- 無症状なことが多い。
- 軽度では軽い疲労感
- さらに症状が強くなると、
頭痛・吐き気・食欲不振。 - 重症では、昏睡、痙攣など。
低ナトリウム血症と感じたら?
ランニング中に「低ナトリウム血症かも?」と感じることはむずかしいようだ。
ネットや本で見たけれどそんなかんじでした。
いつもとは違う感覚になったときには、
走るのを止めることが一番の選択肢だと思われます。
マラソン大会中であれば、救護所によりましょう。
練習中であれば、
疲れ(いつもとは違う)や頭痛などが出てきたら休憩を入れて
練習を再開するときにはすぐに同じ症状が出ないか
注意するようにしましょう。
雑談
ん~
低ナトリウム血症ってむずかしい。
なぜなら、
脱水にならないように水分を取りましょう!
という情報がありふれているからです。
ランニングでは、
脱水や熱中症にならないことも目的に、
水分補給を行っていきますが、
低ナトリウム血症は、
水分の取りすぎでも起こってしまいます。
かといって、
考えすぎて走るのが楽しくなくなってしまうと
元も子もありません。
とにかく、
普段走っている感覚とは違うと感じたときには
早めに体を休めるようにして
自分を守っていきましょう!!
あとは睡眠と食事もおきをつけて!!
では、
ここまで読んでいただきありがとうございました!