凛として走る

【ランニングアドバイザー受講 18】熱中症についてかんたんに。

熱中症ってきいたことありますか?

 

走っていると、

自分にも熱中症になってしまう可能性のある病気です。

全く知らずに走るより、

頭の片隅にでも知識を入れていただいて、

これから訪れる「夏」に

負けないよう練習に励んでもらいたい!

という思いで書いていきます。

 

よろしくお願いします

熱中症とは?

熱中症とは、

人の体温調節機能がうまく働かなくなり、

身体の適応障害が発生する病態のことです。

 

つまり、

身体の温度調節が自分でできなくなって、

身体に良くない症状が出てくる病気です。

 

熱中症は重症度により症状が変わります。

軽症の内に対応できれば、

適度な安静により回復します。

しかし、

重症化すると

集中治療が必要となり、

長期入院が必要となったり、

死に至ることもあります。

熱中症の重症度

熱中症の重症度は3段階に分けることができます。

  • Ⅰ度 重症度:低
    症状
     めまい
     大量の発汗
     あくび
     筋肉痛
     筋肉の硬直(こむら返り)
     *意識障害は認めない
    対処法
     症状が徐々に改善している場合のみ、
     現場の応急処置と見守りで対応。
    治療
     冷所での安静
     体表冷却
     飲水
  • Ⅱ度 重症度:中
    症状
     頭痛
     嘔吐
     虚脱感
     集中力や判断力の低下
     *意識:今ひとつはっきりしない
         会話が成り立たない
         意味不明な行動をする、など。
    対処法
     改善が見られない場合に病院へ搬送。
    治療
     医療機関での診察
     体温管理、安静
     飲水できないときは点滴
  • Ⅲ度 重症度:高
    症状
    *次の3つの打ちどれかを含む
    1)中枢神経症
     意識障害
     昏睡状態
     めまい
     ふらつき
     痙攣発作
    2)肝臓・腎臓の障害
    3)血液凝固障害
    対処法
     Ⅲ度の判定は、
     救急隊員や医療機関診察後に判断。
     救急車を要請し病院へ搬送。
    治療
     入院加療
     場合により集中治療
     体温管理
     呼吸・循環管理
     血液凝固障害の治療

熱中症の実際

  • 熱中症死亡者のうち8割が65歳以上。
  • 年齢を重ねると、
    発汗能力の低下など放熱機能の低下、
    脱水傾向の際の口渇感覚の低下により、
    水分補給が遅れるなど、
    高齢者は熱中症に陥りやすい。
  • 一方、10代では部活動など
    スポーツ中の発症が多くを占め、
    20代でもその割合は他の年代に比べると
    高くなっている。

熱中症の予防

1.時間帯

  • 梅雨明け直後の暑熱日など、
    身体が暑さに慣れていない状況で
    起こることが多い。
  • 時間帯は11時~14時。

予防

 11時~14時は強度のランニングを避ける。
 5・6月、9月10月の残暑も、
 真夏に限らずランニングの時間帯を気にする必要がある。

2.体力づくり

  • 7月下旬から急激な気温上昇が予想される。
  • 夏季に運動をするためには、
    できれば4・5月の比較的涼しい時期から
    運動を開始し、
    少しずつ運動の強度を上げていくと良い。

3.正しい水分補給

  • 水分補給の際には糖分を含んだものが吸収されやすい。
  • 気温が高いときには、
    15~30分ごとに飲水休憩を取る。
  • 100~250ml
    5~15℃
    1時間に2~4回に分けて
    ゆっくりと補給するのが良いとされている。
  • のどが渇いていなくても
    こまめに水分を取ることが重要。

4.体調管理と個別条件

  • 体調が悪く発熱していたり、
    下痢や嘔吐などで脱水傾向にある人、
    前日深酒し脱水傾向にある場合には、
    熱中症のリスクが高くなる。
  • 体調が万全でない状態での
    強度のランニングは熱中症
    招く大きな原因になる。

まとめ

  1. 熱中症は軽・中・重度の3段階に分けられ、
    中・重度は救急搬送を念頭に。
  2. 熱中症の予防のためには、
    気温や水分補給、
    体調管理に意識を向けておくこと。

雑談

熱中症って訊いたことありますが、

自分は倒れるまでの症状はありません。

 

しかし、

熱中症の軽度の症状に

痙攣やめまいなどがあるため、

これ以上の症状が出ないようには

注意しないといけないな~って思います。

 

夏になると、

思ったより汗をかくものです。

寝ている間に500mlの

汗をかくと訊いたこともあります。

 

夏場はもっと増えるのでしょう。

呼吸をしても水分は体の外に出ます。

気温が上がってくるとなおさらです。

 

しかも、

水分を大量に飲んでも

身体に吸収される量は決まっているとか、、、

(されない分はおしっこに、、)

 

こまめに飲むってことがほんとに大事なようです!

 

胃で水がぽちゃぽちゃしないように

二口三口を飲む感じで行きましょう!!

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!

これから暑くなってくる時期ですからね、

お気をつけて^^