この本の内容を一言でいうと?
言葉遣いを中心に、子どもの自己肯定感を高めていくことができる本です。
天使の口癖とは?
- 子供のできているところを認める・褒める
「〇〇ができているね。
〇〇に向けて頑張ったね」など。 - アイメッセージで伝える
「お母さん、〇〇と思うよ。」など。 - 一緒にやるように促す。
- ポジティブな声掛け
天使の口癖は子供目線で話しかける印象。
当然ですが、
命令口調では改善につながらないし、
言われたときしか動きません。
子どもを認めるような声掛けが良いようです。
同じく、
子どもの話を聞くことも。
悪魔の口癖とは?
- 親自身の目線で話す
「この服かわいいじゃん!
3位でもすごいじゃん!」など - 具体性がない
「ちゃんとして!
何回も言ったでしょ! - 命令する
- ネガティブな言葉を連発する
お姉ちゃんはできているのに!」など
親の感情で物事を決めたり、
決めつけで話しかけたりは良くない。
また家で話していることと
外で話していることがちがうということも
子どもは敏感に察知するよう。
結局どういう言葉を使えばいい?
- 子どもの状況を見て、
事実を認める、褒めること - どうして怒っているかを伝えること
- 子どものペースに合わせるように
雑談
本書にでてくる
”悪魔の口癖”は絶対に行ってはならない!
というわけではないのだが、
伝え方・伝わり方は色々あると感じた。
大人同士でも、
言葉選びで捉え方はかなり変わってくる。
ポジティブな言葉がけをすればいいというわけでもない。
なかなか難しいものだ。
学校の先生が
いかに難しいコミュニケーションの場にいるかが
わかるような気もしてくる。
一人ひとり個性がある。
早くできる子もいればゆっくりの子。
社会という環境の中で、
どこまで子供に合わせられるのか?
余裕を持って対応できるのか?
とりあえず、
私にはもうすぐ子どもができる予定なので、
口癖は今のうちに改善できるところは
改善していきたいと思う。
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ちなみに、
本書のタイトルに「自己肯定感」という言葉を使っているが、
どうしたら高まるかが分からなかった。
天使の口癖をしていたら、
自己肯定感が高まるのだろうか?
どのようにして判断するのだろうか?
言葉遣いは気をつけたらいいよってことは分かったのだが、
自己肯定感が上がるというところに繋がらなかったのは、
自分の読み込みの甘さかと思う。
他の本も読んでみて、
深めていけたらと思った。