凛として走る

92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育てを読んでみたので感想など(子育て本7冊目)

親子で幸せになる子育てとは?

子どもと対等な立場で行う子育て、

自由に生きる力を育む子育ては、

親も子も幸せにします。

 

以下、気になったところをピックアップしています。

子育てでつらいのは、〇〇と思いこむこと

子育てでつらいのは、

親が本来かすみ草として花を咲かせる子に対して、

「こんなはずじゃない、この子はバラに育つはずだ、

 そだてなければ」

と思うこむこと。

子どもを否定すること。

(P26)

 

子どもを応援し、

サポートし、

才能を伸ばしてあげるのは大人の役目です。

 

ただ、

子供の優秀であったり、

おかねもちであったり、

なにか大きな事をなすことが

偉いわけではないということ。

 

その子なりの花の形や、

花の咲かせ方がある!

 

==(感じたこと)==

 

その子なりってのがむずかしいんですよね。

しかし、

大人の思い通りに育てる(大人の考える成功)のが

子育てではないのはなんとなくわかります。

 

子どもが失敗しないように、

事前に準備しすぎるのも過保護でしょうし、

子どもより先に、

子供のやりたいことを乗っ取るのも

やってしまうかもと思うと、

抑える気持ちは必要そうです。

教えるのは、あくまで子どもが〇〇といってから

教えるのは、

あくまで子どもが「やりたい」と言ってから。

強制はしません。

(P45)

 

例えば、

名前を読めたりかけたりすることは

人間社会で生きていくには便利なこと。

どう教えるか?

 

強制的に教えるのではなく、

機会が来たら教える・伝える感覚。

 

名札という物をわたしたり、

見る機会があると、

「自分で書きたい」や

「読めるようになりたい」

的なことを子どもたちから言ってくるのだとか。

 

==(感じたこと)==

 

著者の保育園は、

日中の殆どの時間が自由行動だそうです。

あくまで子どもがやりたいように過ごすそう。

モンテッソーリ教育

 アドラー心理学の考えを取り入れているのだとか。)

決めるのは〇〇。大人は〇〇を伝える

決めるのは子ども

大人は決めるための材料を伝えるだけ。

 

始めから決めるのはむずかしい

だからまずは「選ぶ」からスタート。

(P48)

==感じたこと==

 

なんとなくわかる気がします。

決断・選択。

自分も苦手です。

 

できたら人に決めてほしい。

何が正解か教えてほしい。

 

小さい頃からの習慣なのでしょうね。

自分で選んだり決めることの大切さを感じました。

 

ちなみに、

子どもが決めたら(決めたことは)口出しはしません。

 

できそうにないならヒントは上げる。

あとは自分で考えさせて、

自分でできる体験を作ってあげるほうが良さそうです。

 

そのためには

大人側の余裕が必要そう。

時間的にも、

経済的にも、

精神的にも。

子どもは〇〇な存在

子どもは対等な存在。

上から目線で命令しない。

 

行動を起こしてほしいときには、

「~してくれませんか?」

「~してくれるとうれしいのだけれども」

のように、

命令ではなくお願いで。

 

こどもに、

「する」「しない」を考えてもらい

選択する余地を残す。

(P76)

〇〇できない大人には、

子どもは本音をしゃべらない

信頼できない大人には、

子どもは本音をしゃべらない

 

==感じたこと==

 

まさしく。

自分も気をつけなければ。

 

約束は守ること。

尊重すること。

 

嘘を平気でつくような人間は作ってはいけないなと。

難しそうですが、、

(自分のたくさん嘘をついてきていますし)

抱っこ抱っこ抱っこ

泣いたときに、

いつも対応してくれる。

その積み重ねが

子どもにとっての特別感を生む。

 

逆に

「誰も来てくれない」

「泣いても無駄」

と学習した脳。

 

その後の育ち方が変わりそう。

 

==感じたこと==

 

P114-117

このページ全部を

書き写したいぐらいでしたが、

簡単に書いてみました。

 

愛情の話です。

 

発達の最初の段階では、

スキンシップは大切のようです。

 

私には生後2週間程度の娘がいますが、

毎日のミルクとオムツ替え、

夜泣き的なことも始まって

抱っこしないと泣き止まないことも。。

 

この本を読んでみて、

毎日の積み重ねが大切なんだなと

あたらめて実感しました。

 

知らず知らずのうちにどんどん絆は強くなっていく

(P118)

 

絆なんて作ろうと思って作れるものではありません。

スキンシップ慣れるまでは頑張ってみます!!

感想

言葉の表現がうまい!

という本でした。

 

優しい言葉ですんなり頭に入ってくる感じです。

(読み返さないと忘れていることが

 たくさんあったので、

 個人的に再読必須です)

 

著者の保育園は

モンテッソーリ教育で自立心を育てる考え

+

アドラー心理学で人間関係の考えを

取り入れているようです。

 

92歳でも日々勉強されているのだとか。

 

メディアでは

高齢者の問題が注目されがちですが

勉強されている方や

なにかに必死で取り組まれている方は

いつまでも元気な印象です。

理学療法士として病院勤務のときも思いました)

 

完璧な子育て、、

なんてものはないとは思いますが、

知らず知らずのうちに、

(いわゆる)ズレた育児に

ならないように

私も日々勉強していきたいと思います!

 

子育て中の方、

これから子育て予定の方、

子どもに関わっている方に

おすすめできる本でした。