凛として走る

もしアドラーが上司だったら

ざっくり内容

ストーリーもの。

会社員の主人公が、アドラーの考えを持っている上司より助言を得て、マインドが変わっていくお話。

以下、

個人的に気になった3点をピックアップして

書いております。

「信用と信頼」をはきちがえない P111~

ストーリーでは主人公(リョウ)の実績が評価されず

降格される展開が来ます。

そこで上司(ドラ)に対してリョウは、

「(日常会話において)

 信頼してくれているといったではないですか?」

と。。。

 

ドラさんからは、

「信頼はしている(無条件で)」

「しかし、会社はそうではない。

 エビデンスを求められる。」

 

===

 

言葉は短くしてしまったが、こんな感じ。

つまり、

仕事で降格してしまい、

ドラさんという上司に向かって反論をした。

けれど、

リョウは会社が求める信頼には達していなかったと。

 

===

 

ここの人間関係とビジネスを

一緒にすると危ないよって

教えてくれるお話だったと思う。

 

会社側が求める結果を出せないで、

おんぶにだっこばかりしていると

会社側が潰れてしまう。

 

社会人である以上、

一定の基準は働かないと

雇っている側もたまったもんじゃないということか。

 

人としては、

無条件で信頼している。

たぶん、ほとんどの人がそうだと思う。

 

「この人殴りかかってこないよな・・・」

など、ずっと思うことはないはず。

殴りかかってくる人がいたら、

距離をとると思うので。

 

===

 

加えて、

人任せにしてはいけないなと思った。

機能価値と存在価値をいっしょにしない P83~

今回のストーリーは、

同僚が表彰されたのに、自分はなにもない。。

自分はだめなやつなんだ、、、

 

自分を攻めているとことに、

上司(ドラ)が機能価値と存在価値の違いを

教えてくれる展開。

 

===

 

なんかドラマやマンガでありそうな展開。

「あいつばっかりチヤホヤされやがって」

てきな。

 

ここでの機能価値というのは、

会社が求めているという評価のこと。

 

存在価値は、

自ら認める存在価値のこと。

比べるのではなく、

ありのままの自分でいいということ。

 

自分で思っている機能価値は

他人からの目線なんだなと感じます。

 

他人より優位に立ちたい、

他人より優れていたい、

という自分以外の自分の評価を気にしている感じ。

 

解決策は、

機能価値と存在価値を分けること。

自分を受け入れること。

 

存在価値に条件は不必要。

機能価値に条件は必要。

やりたくないならやめる P67~

今回の話は、

「やることが山積みだ~」

と提案書を作りながら愚痴っているとことに、

上司(ドラ)が

「やりたくないなら、やらなかったらいいだろう」と。

 

リョウ「やらなければならないので。」

ドラ「誰が決めたのかね?キミは誰にやらされているのかね?」

リョウ「それは、〇〇さんに、、、」

ドラ「本当かね?嫌なら断ればいいだろう」

リョウ「~~~首になりたくありません。

   提案書をつくります」

ドラ「やっぱり、やりたいんじゃないか。

   キミが選んでいるんだろう?」

 

===

 

話はだいぶはしょりました。

すみません。

 

禅問答というかなんというか。

こういう展開の話は好きですw

 

ようは、

その仕事は自分で選んでやっているのに、

やらされていると勘違いしているということ。

自分に嘘をついているということ。

 

のように解釈しました。

これをやらないと怒られる・成績が下がる

なんてことは自分に対しての言いわけ。

 

ほとんどの行動は自分で決めてきたこと。

 

その解釈をはきちがえてはいけませんよという

教えかなって思いました。

雑談

ストーリーなのでイメージしやすい内容でした。

アドラー心理学は、

・ポジティブ思考

・ありのままを受け入れる(自分も他人も)

って感じで捉えています。

 

過去より未来って感覚。

 

今までこんな事あったな~

こう解釈すれば見方が変わるな~

 

なんてことになるきっかけの本かなと思いました。

今回読んだ本です。