凛として走る

P82~90【4 血液ガスの解釈】をまとめてみた②

ほのぼのランナーのgoshiです!

呼吸の知識があったら、ランニングにも活かせるのではないか?という発想から、3学会合同呼吸療法認定士の試験合格を目指して勉強中であります。

 

少しでもお役立ち情報を届けることができたらと思っています。

よろしくおねがいします!

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酸塩基調節

  • 最も大きな役割は間断(かんだん:とぎれることなく)なく産生される水素イオンの除去です。
  • 生体における水素イオン(H+)の一日産生量は13050mmolです。
  • 膨大な量でもあるにも関わらず、生体のpHは7.4(H+:40nmol)前後に維持されます。
  • 生命を維持できるpHはだいたい6.8~7.7の範囲であり、20~160nmol/L(生体全体:840~6720nmol)のH+濃度に相当します。
  • pH7.4では40nmol/L(生体全体:1680nmol)です。
  • 生体は排泄緩衝という2つの機序を介して大量のH+を除去しています。
  • 99%のH+は最終的にCO2の形で肺を介して除去されます。
  • 残りの1%が腎臓を介して除去されます。
  • 緩衝を介して処理されるH+の最大長は250nmolであり、生体の緩衝系は1日に生産されるH+量の約2%を中和する能力を持っています。
  • よって、酸塩基調節に対しては肺が最も重要な役割を果たしています。
  • 肺を介するCO2排泄効率が低下すると、重篤な酸塩基平衡障害が発生します。

 

  • 緩衝とはH+を吸着・中和することを意味します。
  • ①重炭酸系②蛋白系③リン酸系④アンモニアの4つがあります。

 

  • 生体内酸塩基平衡障害とはH+調節が排泄/緩衝能力の低下などによって傷害された状態を意味します。
  • ①呼吸性(肺胞換気の異常、、PaCO2の以上を伴う)
  • 呼吸性アシドーシス(肺胞低換気、PaCO2の上昇)
  • 呼吸性アルカローシス(肺胞過換気、PaCO2の低下)
  • 代謝性(肺胞換気以外の原因)
  • 代謝性アシドーシス(固定酸の増加)
  • 代謝性アルカローシス(固定酸の低下)

 

  • アシドーシスとアシデミア(酸血症)、アルカローシスとアルカレミア(アルカリ血症)の差に注意する必要があります。
  • 酸血症は血液pHが7.35以下の酸性になっていることを示す言葉です。
  • アシドーシスは生体内に酸(揮発酸、固定酸)が増加し一時的酸塩基平衡障害が派生した状態を意味します。

 

  • 呼吸性指標はPaCO2以外に存在しない。
  • 代謝性指標は、HCO3-、血液緩衝価、緩衝塩基、塩基過剰、アニオンギャップなどが提唱されています。確実に代謝性酸塩基平衡障害のみを反映する指標はありません。

 

  • HCO3-は最も単純な酸塩基平衡の指標であるが、呼吸性・代謝性の両方において変化します。
  • PO2、PCO2、pHは常に同時に測定することが必要です。

まとめ

  • 体の酸塩基調節の知識が必要
  • 肺が調節の大部分を担っている
  • アシドーシス・アルカローシスの知識も必要

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※間違った情報があれば申し訳ありません。

※各自で要確認!!

 

参考文献

・第25回3学会合同呼吸療法認定士 認定講習会テキスト

・呼吸療法認定士予想問題集

・呼吸療法認定士再現過去問題集(アプリ付き)

・呼吸リハビリテーション

・グーグル先生

 

これらを駆使して理解していきます!

 

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