凛として走る

「私、子育て向いてないかも」がラクになる本を読んだので感想を。

この本の内容を一言でいうと?

植え付け子育てではなく、耕し子育てを教えてくれる本。

いくつか気になった点や、

印象に残った点、

振り返ったときに知っておきたい点などを

独断と偏見により書いています。

 

よろしくお願いいたします。

植え付け子育てと耕し子育て

植え付け

知識やルールなど、

親の頭の中にあるものを子供に教え込むこと

耕す

子供の発言や行動などを親が受け止め、リアクションすること

 

===

 

この本は子供の心を畑に例えています。

 

畑(子供の心)が豊か、柔らかさが、

子供の生きやすさ、とします。

 

多くの親は子供に対して、

自分が望む植物(ツール)を植え付けようとします。

親の扇子で植え付けた植物のほうが、

我が子が生きやすくなると、思っているからです。

 

しかし、

人の「生きやすさ」はそういう仕組ではないとのことです。

あくまで、心の豊かさあ柔らかさのことであり、

その上に植え付けられた植物は、

その人が社会で生きるための道具に過ぎないと。

 

===

 

つまり、

親というものは、

自分の思っている通りの人生を

子供にさせようとしていると。

 

そうではなくて、

親は、土台となる心の部分にアプローチ(耕して)して

子供の成長に合わせて対応していく形のほうが

いいかなってことですかね?

 

(本を読んだときは腑に落ちたないようだったのですが、

うまく言葉に出来ないのでまだ理解が足りてないです、、)

放牧で育てる

子供に守らせる最小限のルール(柵)を決めたら、

後は好きにさせる(様子を見る)と。

 

柵の役割:安全と秩序、母親の精神を守るために設定

  • 保育園にはいく
  • おやつはこの量
  • 夜は◯時に寝ます

など。

 

子供が何に興味を持つかは

子供を見ていないとわからない。

興味のあることを伸ばすように手伝うのが役割。

 

子供は自分で育つもの。

親が育てるものではない。

放牧と野放しは違うので注意

放牧の広さは人それぞれだけれども、

いいなりになったり、

実質的に放置してしまっている状態ではダメ。

「こうしなきゃ」は母親を追い詰める

余裕のない状況ではストレスが掛かり、

子供を虐待しかねない状態になるようです。

雑談

畑の例え話が印象に残って

わかりやすかった本でした。

 

後半はコミュニケーションの実践編でしたが、

まだ子育て0年生の私でしたのでサラッと。

 

親はあくまでサポート役。

 

本書の中で、

子供を追い越さないように

という部分があります。

 

親のほうが力を入れすぎるパターンですね。

音楽に興味を持っていそうだから、

ピアノ教室に通うよう親の方から行動しまくる。

など提案はあったとしても

命令気味には注意ですね。

 

あくまで脇役意識を。

自分が全部やらなきゃ、、

なんて自分を追い込む必要はない。

 

子供は勝手に育つもの。

育ちに合わせてサポートする。

最低限のルール作りはするけれど、

それ以外は任せる!

 

可愛いからこそ、

失敗させたくない精神がでてくるのかも知れませんが、

失敗させてなんぼの世界なんですよね、、

 

もうすぐ私も”親”になる予定なのですが、

時々再読してもいいかなって思う本でした。