凛として走る

【ランニングアドバイザー受講 17】ランニング中にはどんな傷病(病気やケガ)が起こりえるのか?

ランニング中に

ケガや何かしらの病気(疾患)が

発生する可能性があります。

 

ただ、

闇雲に走るのではなく、

こんなリスクもあるんだな~

気をつけることもだるんだな~

ということを、

知っていただき、

普段のランニングでの

病気やケガを予防していただければと思います。

ランニング中の傷病発生の実態

ランニング中に起こっている、

病気やケガには

どんな物があるかを見てみましょう。

2011~2013年に行われた、

ラソンイベント41回開催分の

傷病発生状況についての情報です。

発生した傷病者数

1959件

  1. 足つり 443件
  2. 下肢の痛み 320件
  3. 靴擦れ 227件
  4. 擦過傷・創傷 225件
  5. 嘔吐・嘔気 129件
  6. 機能的外傷 57件
  7. 疲労感 53件
  8. 呼吸苦・息切れ 42件
  9. 腹痛 31件
  10. 脱水症状 27件
  11. その他 349件
    (その他以外に10項目あり)
    (多い順に記載)

ラソンイベントにおける救急搬送内訳

  • 意識障害 13件
  • 呼吸苦 5件
  • 脱水症状 7件
  • 嘔気・嘔吐 4件
  • その他 3件
  • 心肺停止 2件
  • 熱中症 2件
  • 擦過傷・創傷 1件

救急に搬送となったのは

38件で全体の約2%だったようです。

ラソン大会とジョギングに

発生する傷病に違いはあるか?

ラソン大会では、

自身の記録への挑戦や

順位争い・チーム競技がゆえに

無理をしてしまうなどの要因があります。

ハーフマラソンは傷病が多いようです。

 

自身の限界を超えた

走行による足の痛み、

脱水の伴った脚の局所痙攣、

気分不快や吐気などが多く発生しています。

 

一方、救急要請に至った中等度・重度例を見ると、

極度の脱水やそれに伴う意識障害

脳虚血、虚血性心疾患による心肺停止など、

急病によるものも少なくありません

注意していこう!

ラソン大会では、

AEDの配備などを含めた救護体制がとられており、

傷病への対応は比較的スムーズに

行われているといえます。

 

イベントにもよりますが、

コース中どこで傷病者が発生しても、

走路員や吸水書ボランティアなどにより

発見され、救護スタッフにつながれます。

そういった意味では、

日常のジョギングやトレーニングにおいても、

走行コースを決める上で、

コースの形状は持ちろん重要ですが、

助けを求められる人が万が一の時に

いることも重要となります。

まとめ

  1. ランニング中には
    脚に関してのケガが多い。
  2. 重症になると心肺停止の可能性もある。
  3. イベントでは無理をしやすく傷病しやすい。
  4. 日常の練習でも
    万が一助けを求められる人がいるところを
    選ぶことが望ましい。

雑談

ランニングはケガが多いという

噂を聞いたことがあります。

 

いや、噂ではないのでしょう。

ランニングはほとんどのスポーツで

行われている運動であって

捉え方ではほとんどの動きは

ランニングによって引き起こされている

と言えるのかもしれません。。。

 

しかし、

予防することはできます。

・限界を超えて走るようなことはしない。

・限界値を決めておく。

・何かあったときに対応できるようにしておく。

など、

日頃から気をつけることができます。

 

私もたくさん傷病していますw

足はつりますし、

下肢の痛みはよくおこります。

靴ずれの経験もありますし、

コケたりで創傷もあります。

吐気や嘔吐なんてマラソン大会中は当たり前で、

呼吸苦なんてそれこそ当たり前ですw

 

経験しているからこそ言えることもあります。

 

傷病なんてしないほうが楽しく走れる!!

 

ってことです。

まずは安全に走れるよう気にかけてもらえたらなって思います。

 

以上、

ここまで読んでいただきありがとうございました!