凛として走る

【ランニングアドバイザー受講 19】倒れている人を見つけたら安全確保→人呼んで→胸骨圧迫!!

今回は、

倒れている人を見かけたらどうしたらいいのか?

ってことを簡単に書いていきます!

 

ランニングは脱水や熱中症などで

気を失って倒れる可能性があります。

 

あなたが倒れている人を見かけたら、

すぐに助けてあげてください。

 

もし、

素早く対応できたとしたら、

倒れている人の命が助かるかもしれません。

そんなとき、

まずはなにをしたらいいのか?

自分はなにをしたらいいのか?

ってことがお伝えできたらと思います。

 

よろしくお願いします。

倒れている人を見つけたら?

1.安全確保

倒れている人を見つけたら、

まずは安全確保です!!

 

車が通りやすいところなら

車の方を止めたり、

誘導したりして、

倒れている人を守りましょう。

 

崖(溝)の近くでは、

落ちないように、

そっと寄せましょう。

 

姿勢はできれば仰向けです!

2.意識の確認

周りの安全が確保できれば、

声をかけつつ、

肩をたたいたりして、

意識を確認します。

 

目を開けたり、

身体に動きがあるかを確認です。

3.119番通報とAEDの要請

意識の確認をした後に、

動きがなければ、

すぐに119番に連絡し、

同時にAEDの要請をします。

 

近くにいる人に頼ってください!!

 

知らない人でも

その人の特徴を言って

名指ししてください。

 

誰かお願いします!!

 

といっても動いてくれません。

動いてくれても

行動に移るまで時間がかかります。

意識がない人への対応は

一刻を争います!

 

かならず

119番通報する人と

AEDを持ってきて貰う人を

指名して対応してもらってください!

4.呼吸の確認

人間の呼吸は

胸式呼吸と腹式呼吸に分けられます。

胸部と腹部を見れば呼吸をしているのか、

していないのかがわかります。

 

倒れている人の近く、

上半身全体が見える位置に

膝立ち(しゃがみ)をして、

10秒以内に胸部・腹部の

上下運動から呼吸の確認を行います。

 

上下の運動が見られない場合や

普段どおりの呼吸でない場合は呼吸なしと判断します。

5.胸骨圧迫

呼吸なしと判断した場合、

胸骨圧迫を行います。

 

自動車免許をもっている人は、

教習所で行った経験があるでしょう。

 

学生でも学校のなにかの授業などで

見たことや経験したことがあるでしょう。

 

それを実践します。

実施方法
  1. 膝立ちになり、
    伸ばした手が地面と垂直になるように
    両肘をまっすぐに伸ばし、
    胸の中央に手の基部(つけね)をあて、
    もう一歩の手を重ねます。
  2. 胸部が約5cm以上沈み込むように強く、
    早く、絶え間なく圧迫します。
    ※1分間に100~120回のテンポで30回。

講習ではアンパンマンマーチが

1分間に100~120回のテンポだと言っていました。

(ぐぐってもそのような記事がたくさんありました。)

6.人工呼吸

人工呼吸は抵抗がある人も多かったり、

新型コロナウイルスの影響もあり

最近は指導していないそうです。

 

専用の空気を送るものもあるそうです。

あなたがもし、

心肺蘇生を行うときには、

胸骨圧迫を行いましょう!

7.心肺蘇生の中断

心肺停止の傷病者に対しては、

原則、胸骨圧迫を繰り返します。

しかし、次のような場合には中断しても構いません。

 

  1. 正常な呼吸を始める
  2. 胸骨圧迫に対し、払い除けるなどの動作が認められる
  3. 救急隊到着し、指示を受ける。
    (指示が来るまでは自分から心肺蘇生をやめないように)
  4. 救助者に危険が迫る場合
    (救助者自身の安全確保も必要)

 

たとえ、呼吸戻っても、意識が戻るまでは

気道確保が必要となることもあります。

そして、再び普段どおりの呼吸が見られなくなったときは、

すぐに心肺蘇生が再開できるよう心がけます。

8.回復体位

回復体位は、

気道開通を維持しながら、

急な嘔吐にも対応できる安静の体位です。

この図のような体位です。

雑談

私は心肺蘇生を

人間に対して行ったことがありません。

 

しかし、数年前、

私の地元で開催される

龍馬マラソンでは2人の

心肺停止?患者さんがいたそうです。

(無事に退院されたそうです。)

 

私もその大会は走っていました。

ということは、

自分もひょっとしたら

心肺蘇生の必要なタイミングに出くわしたかもしれないのです。

 

ラソン大会に出ると、

AEDをたくさんの場所に準備されていたり、

コースの至る所にスタッフが見守ってくれています。

 

ほんとうに大変ありがたいことです。

 

いつもありがとうございます!!

 

 

心肺蘇生は

ラソン大会に出られる年齢の方であれば、

殆どの方が知っているし、

行うこともできるでしょう。

 

もし、

あなたの目の前で

心肺蘇生が必要そうな場面に出くわしたならば、

なりふり構わず助けてあげてください。

 

よろしくお願いします。

 

100%安全に走れる!なんて思わず、

危険も察知しながら、

楽しめるように今日からのランニングに

励んでいただきたいです!

 

 

次回はAEDの使い方を書いてみます!

では今回も、

ここまで読んでいただきありがとうございました!